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2013年10月に世界の水銀による健康や環境への影響をなくすために、水俣市・熊本市において「水銀に関する水俣条約」が採択されました。
2014年10月18日(土)に、環境省、国立水俣病総合研究センター、熊本県、水俣市が主催し、水俣市立水俣第一中学、水俣第二中学、袋中学、緑東中学の1年生約230名に参加して頂き、世界に水俣条約の早期発効を訴えること、そして、水俣病発生地域の多く方々に水俣条約についてもっと知って頂くことを目的として、水俣市明神にある環境省水俣病情報センターにおいて「水俣条約1周年フォーラム」を開催しました。
「水俣からしかできない情報発信〜未来につなごう水俣の願いと祈り〜」をテーマに、「水銀や水俣条約に関する事前授業」や、フォーラム当日に行われた「藤木熊本県環境センター館長の講演」「世界で活躍する水銀研究者とのディスカッション」を通じて知ったこと、感じたこと、見たことを、生徒一人ひとりが水俣条約の早期発効や二度と水俣病のような被害を世界で引き起こさないことを願うメッセージとして作成し、地球儀モニュメントに入れて望月義夫環境大臣に手渡しました。


水俣病やその原因となった水銀、世界の水銀汚染の状況、水俣条約の大切さを反映した多くの意見が、生徒たちの目線から書き込まれた地球儀を手にした望月環境大臣は、「皆さんから頼もしいメッセージを頂いた。11月に開催される水俣条約政府間交渉会議にこのフォーラムの様子とこの地球儀を持込み、各国の代表団に皆さんの声を届ける」と応え、生徒の皆さんの気持ちをしっかりと受け止めました。
生徒たちからメッセージを受け取る望月環境大臣(左端)     身振り手振りを交えて楽しく講演するさかなクン


この地球儀とメッセージ、そしてフォーラムの様子を収録した映像は、2014年11月3日〜7日まで、タイのバンコクで開催された「水銀に関する水俣条約政府間交渉委員会第6回会合INC6」の会場において、展示・上映され、出席した多くの国々の代表から、水俣病の経験や教訓を反映した生徒からのメッセージに対して、その取り組みのすばらしさに驚くとともに、世界から水銀による被害をなくすための決意が、異口同音に寄せられました。
水俣条約を推進する国連環境計画(UNEP)からも、水俣条約早期発効を後押しする生徒のメッセージや、生徒の活動に対して敬意が示され、近い将来にその活動を称えるアクションを起こすことが示されました。
2014年12月時点での水俣条約署名は128ヶ国、批准国は水俣の生徒が今回の取り組みを始めた時点の1ヶ国から、9ヶ国になりました。
水俣条約は50ヶ国以上の国々の批准を得て、世界の約束ごととして発効するので、環境省では水俣市の生徒や市民の皆さん、水俣病発生地域の皆さんと力を合わせて批准国を増やすように様々な情報発信に取り組んで行きます。




なお、生徒のメッセージが入った地球儀、映像、展示物、各校が文化祭で発表した作品、水俣条約1周年フォーラムを激励
したさかなクンのイラスト等を、12月中旬から、水俣病情報センター1階に特別展示しますので、是非ご覧ください。




○過去の水銀に関する水俣条約