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NIMDフォーラム 2008

○会期  平成20年3月27日(木)

○会場  国立水俣病総合研究センター水俣病情報センター大ホール

○今年のテーマ ― 持続可能な循環型社会を水銀から探る ―

 当所(NIMD: National Institute for Minamata Disease)では毎年、水銀研究に関連してテーマを選び、国内外の専門家を招聘して、フォーラム(NIMD Forumと呼称)を開催しています。

 今年度は、第78回日本衛生学会総会が熊本市で開催されることにあわせてサテライト企画として下記の通り開催しました。衛生学会出席の研究者をはじめ62名もの方々に参加していただき、有意義なフォーラムとすることができました。ご講演いただいた先生方、そしてご参会いただいた皆様、どうもありがとうございました。

○プログラム概要
 
 わが国は、世界に先駆けてクロール・アルカリ工場、体温計、薬品等からの水銀の使用を大幅に削減してきました。しかし、現在でも水銀は貴重な材料として身の回りで多くの物に使われています。水銀の使用を必要最小限に限った上で、使用後の製品に含まれる水銀 を効率よく回収し再利用することが、資源の有効利用と、環境との両面からも必要とされています。
 そこで、公害問題の原点といえる水俣病の原因物質であった水銀が、現在は如何に処理され再利用されているか、どのようにモニタリングされているかについて、当地水俣の取組みを含め、スウェーデンにおけるゼロ・エミッションへの取組み、前回国際水銀会議が開催されたスロベニアから国際的なモニタリングの現状と課題、国連環境プログラム(UNEP)における国際的な水銀廃棄物対策などを集めて概観しました。

○プログラム詳細
スタディ・ビジット 3月26日(水)10:00-15:30
09:45-11:00 総合リサイクルセンター生活支援工房見学
11:30-14:00 頭石地区村丸ごと生活博物館見学
14:30-15:30 水俣病資料館/水俣病情報センター
中村邦彦基礎研究部長退官記念講演 3月26日(水) 16:00-17:00
16:00-17:00 水俣湾の水銀耐性菌
(座長 日本大学大学院教授 矢木修身)

NIMD forum 2008 3月27日(木) 9:45-16:50
開会
世界各地の水銀曝露事情
(前国水研国際・総合研究部長 赤木洋勝)
水俣におけるリサイクル活動の現状
(水俣市役所 田上朋史)
国内における水銀汚染土壌の処理対策
(国水研 松山明人)
スウェーデンにおける水銀ゼロ・エミッション戦略
(スウェーデン・ウップサーラ大学 Lars Hylander)
大気降水中水銀モニタリング
(国水研 丸本幸治)
水銀のインベントリー
(京都大学大学院工学研究科 浅利美鈴)
水銀分析技術の進歩とモニタリング、精度管理の意義
(スロベニア・ジョセフステファン研究所Milena Horvat)
UNEP水銀プログラム水銀廃棄物環境適正管理における活動 (国連環境計画Desiree Narvaez)
モニタリングとリスク評価
(産業技術総合研究所化学物質リスク管理研究センター 東海明宏)
閉会